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門葉
「門葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
門葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
|結《ゆ》うたる俵一つ、赤銅《しやくどう》の撞鐘《つきがね》一口を与へて、御辺の
門葉《もんよう》に、必ず将軍になる人多かるべしとぞ示しける。 秀郷都に帰つて、....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
、けろりと返さぬのがおきまりであった。 ――弁持十二――というのも居た。おなじ
門葉の一人で、手弁で新聞社へ日勤する。月給十二円の洒落、非ず真剣を、上杉先生が笑....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
当時の浮世絵は悉《ことごと》く春信風となれり。明和七年春信|歿《ぼっ》するやその
門葉《もんよう》中より磯田湖龍斎《いそだこりゅうさい》出で安永《あんえい》年代の....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
はわかるまい」 「ふウム……小賢しい。――王道を暗うし、民人に苛政をしき、徳川|
門葉のおごりのほか何ものも知らぬ幕府の隠密となって、その小さなほこりをば、おぬし....
「三国志」より 著者:吉川英治
はないか。見ずやなおわが君家劉予州を。大漢四百年、その間の治乱には、必然、多くの
門葉ご支族も、僻地に流寓し、あえなく農田に血液をかくし給うこと、何の歴史の恥であ....
「三国志」より 著者:吉川英治
して危篤におちいり、間もなく果てたものだった。 これが魏宮中に聞えるや、魏帝と
門葉の激昂はただならぬものがあり、蜀に対する敵愾心は延いて現地の首班|司馬懿仲達....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、血のなかに浮いた。 そのほか一門三十四人。譜代の側臣四十六人。すべて北条氏の
門葉二百八十三人、みな差し違えたり、腹を切った。 すでに、葛西ヶ|谷いちめんは....