開いた口が塞がらぬ[語句情報] » 開いた口が塞がらぬ

「開いた口が塞がらぬ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

開いた口が塞がらぬの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ふもれすく」より 著者:辻潤
悲惨である。惜しむべきである。更に恐ろしいことである。お話にならぬ出来事である。開いた口が塞がらぬ程に馬鹿気たことである。 同じ軍人でもネルソンもあればモルト....
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
りませんけれど、何でも解剖院の助手に賄賂を遣り、アノ様な死骸を買って来たのです」開いた口が塞がらぬとは此の事だろう、解剖院から窃に死骸を買い取るなどは何所まで悪....
魔都」より 著者:久生十蘭
ない。いわんや、ツルゲネーフの散文詩などひねくるところを見たら、あまりの並外れに開いた口が塞がらぬ思いをしたであろう。ふだんの真名古は決してこんな生優しい男では....
沼畔小話集」より 著者:犬田卯
「まさか。」 「なんでも妹と二人で関西の方へ行っちまったとか……」 私たちは「開いた口が塞がらぬ」という状態に遭遇したのだった。実際、はたから見たらぽかんとし....