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開かずの
「開かずの〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開かずのの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少年探偵長」より 著者:海野十三
のです。父が買ってきたときからそうなっているんです。だから父はこの花瓶のことを、
開かずの花瓶だなどと笑ってました。が、……きっと、なにかわけがあって、花瓶をつめ....
「父の出郷」より 著者:葛西善蔵
ひれ伏しても、何らか奇蹟的な力を与えられたいと、思ったのだ。蔦が厚く扉をつつんだ
開かずの門のくぐりから、寂寞とした境内にはいって玄関の前に目をつぶって突立った。....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
に仰ぐ空。曇っていても、青空のように胸にしみる。戸外は空気まで舌ざわりがちがう。
開かずの門がギイとあいて、マンマと外へ出ることができた。 こうして帰京すると、....
「かもじの美術家」より 著者:神西清
くなっている。 四十年代にはまだほんの子供だったわたしも、煤や赤土で塗りこめた
開かずの化粧|窓のならんでいる宏大な灰色の木造建物や、それを取囲んでいる恐ろしく....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
てのは、遊人の仁義だが、御屋敷でも用いるかな。恐ろしく、陰気な部屋で、お由羅屋敷
開かずの部屋って、昔、ここで、首吊が――」
「南玉っ」
「てな、話がありそうな」....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《たた》りがあって不祥のあまり、錠を卸して人の出入りを禁ずること数百年。よって「
開かずの雪隠」の名で今も大中寺七不思議の一つに残っている。それ以来、何人《なんぴ....
「生きている戦死者」より 著者:牧逸馬
、可笑しいほど厳重に釘づけにして行った。 翌々年、一九一六年の五月まで、二年間
開かずの家である。 一週間に二回ほどブダペストへ出ると、いつも夜中の二時三時に....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
た、私の拙い作品でも、これが新聞小説となって、世衆の関心にふれてくると、社寺院の
開かずの扉や郷土の暗黒倉などから、何が出てくるかわからない。現に、きのうも電話で....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
窮命をさせる」 「窮命の法は」 「この白鷺城のお天守に、変化が出るという噂のある
開かずの間があるはずで」 「ある」 「今もって、
開かずの間でおざろうか」 「むり....