開き封[語句情報] »
開き封
「開き封〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開き封の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鉄鎚」より 著者:夢野久作
けるのが辛《つ》らさに死にます。どうぞよろしくお頼み申します」 といったような
開き封の遺書《かきおき》が、叔父宛にした密封の書類と一緒に置いてあった。その遺書....
「押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
れて初めて見ました百円のお札を一枚と紹介状を書いて下さいました。 その紹介状は
開き封になっておりまして、柴忠さんから是非一度読んでおくように云われました。それ....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
というのが面白いと思った。 僕はすぐ判事と弁護士とに手紙を書いた。判事の方のは
開き封のままだが、弁護士への分はやはり封じて出せとのことだった。 その後トレス....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
手数もかかり、無駄な費用もかかる代りに、そうして受取った一枚の番附は、二銭切手の
開き封で投げ込まれた今日のプログラムとは、受取った者の感じが全然相違することは争....