開市[語句情報] » 開市

「開市〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

開市の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
たとする英国公使パアクスのような人も出て来た。彼らは兵庫の開港を迫って見、大坂の開市を迫って見て、その時初めて通商条約の勅許の出たのに驚き、まことの主権の所在を....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
つあった。 今さら、極東への道をあけるために進んで来た黒船の力が神戸大坂の開港開市を促した慶応三、四年度のことを引き合いに出すまでもなく、また、日本紀元二千五....
仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
ておいたじゃあねえか。おいらのほうが早く書き上げたんだから、一日でも京伝より早く開市にするのが順道じゃあねえか。もし遅れたら以後春亭とは絶交だと言っておいたが、....
西航日録」より 著者:井上円了
おりてそのまま居酒屋に入ったのである。) 五日、夕八時シアトル港に着す。当港は開市以来わずかに十五年にして、昨今すでに十万口以上の住民あり。今より数年を出でず....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
るべからず。もし年代の上より比較すれば、メルボルンはシドニーより四、五十年の後に開市せるものにして、今より七十三年以前には一人の白人種を見ざりし地なりという。し....
尊攘戦略史」より 著者:服部之総
もって明らかにされた。 安政条約の勅許、下関償金に代えて兵庫・大阪・新潟の海港開市を繰上げることおよび現行関税率の低下の三条を、たんに将軍に要求したのみでなく....