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開張
「開張〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開張の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
けで、腹部の内臓血管ことにその細動脈が収縮し、同時に筋や中枢神経系に属する血管は
開張すると書いてある。灸をすえるのでも似かよった影響がありそうである。のみならず....
「二十六夜」より 著者:宮沢賢治
つ》の道を述べん、と。 爾迦夷《るかい》、則《すなわ》ち、両翼《りょうよく》を
開張し、虔《うやうや》しく頸《くび》を垂れて、座を離《はな》れ、低く飛揚《ひよう....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
僕は様子を知らんからね」とこの一言は主人の耳に障《さわ》りけん、きっと眼《め》を
開張《みひら》き「オイ大原君、勝手道具位といって軽蔑《けいべつ》しては困《こま》....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
い。
(一同群がりて山より下る。)
鼓と軍楽と下より聞ゆ。帝の帷幄
開張せらる。
帝。上将軍。護衛者等。
上将軍
この丁度好い狭隘へ
全軍....
「三国志」より 著者:吉川英治
のは、けだし先帝の殊遇を負うて、これを陛下に報いんと欲するなり。誠に宜しく聖聴を
開張し、以て先帝の遺徳をあきらかにし、志士の気を恢弘すべし、宜しくみだりに自ら菲....