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開拓者
「開拓者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開拓者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
拠をよくよく調べてみると、それは主に哲学的なものであった。しかもこれらの新原理の
開拓者等はその余りに自然哲学的な考えのために厳しい攻撃をさえ受けなければならなか....
「黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
ません。放浪ですな」 「中々登山をなすったそうじゃありませんか。アルプス方面では
開拓者だという事ですが」 「飛んでもない。物好きで、未だ他人のあまり行かない時分....
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
て合評会なぞを思い立ったのもあの時代であったかと思う。 思えば、明治文学の早い
開拓者の多くは、欧羅巴からの文学を取り入れる上に就いて、何れも要領の好い人達であ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
わったものをもそこへ取り出して来て、二人でひろげて見た。その中にはこの馬籠の村の
開拓者であるという祖先青山道斎のことも書いてあり、家中女子ばかりになった時代に妻....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
血を濺ぐを忘れなかった。ソクラテス、プラトン、ヨハネ、ポーロ、――此等は皆真理の
開拓者であり、進歩の使徒であり、極度に無慾純潔、少しも驕慢、自負、自家宣伝等の臭....
「寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
私の父も伯父も浅草寺とは種々関係があって、父は公園の取払になるまで、あの辺一帯の
開拓者となって働きましたし、伯父は浅草寺の僧侶の取締みたような役をしていました。....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
うと思うけれども、いわゆる近代思想の一方の代表者で、文学の上でいわゆる自然主義の
開拓者の一人です。つまり、人間は自然にかえらなければいけない、人間のいろいろな粉....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
くか。しかし、いかな私もここのパンパンやオカマと遊ぶ勇気はなかった。 大阪の新
開拓者、檀一雄先生、すすんで案内役を志し、いそがしい仕事をほッたらかして、東海道....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
て」いたのだ。彼はコネティカット州の生れだったが、その州はアメリカじゅうに森林の
開拓者はもちろん学問の
開拓者も供給し、毎年大ぜいの木樵を辺境におくり、教師を田舎....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
って構えられた大きな母家……槻や欅や、裏山に繁る杉の古木に囲まれて、このM盆地の
開拓者の誇りを、それは今もって十分に示しているもののようであった。 当主傅介は....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
一流の巨匠でなかった事を肯て直言する。何事にも率先して立派なお手本を見せてくれた
開拓者ではあったが、決して大成した作家ではなかった。 が、考証はマダ僅に足を踏....
「明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
坪内君の功労は誰でも知ってる。何も特にいわんでも解ってる。明治の文学の最も偉大なる
開拓者だといえばそれで済む。福地桜痴、末松謙澄などという人も創業時代の
開拓者であ....
「火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
るために、全力を尽くした土地草分けのシッソン翁(J. H. Sisson)という
開拓者のために、シッソンという地名が出来、同名の停車場まであったのが、いつの間に....
「三人の訪問者」より 著者:島崎藤村
「死」もまた思いもよらないことを私に教えるかも知れない。…… (一九一九年一月「
開拓者」)....
「北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
るのを旅行の途次に見たこともある。少女の何人かを逸早く米国に送ってそれを北海道の
開拓者の内助者たらしめようとしたこともある。当時米国の公使として令名のあった森有....