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開板
「開板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開板の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
って国難を引き出したら相済まない次第であるぞ、と触れ出した。 時はあだかも江戸
開板の新聞紙が初めて印行されるというころに当たる。東征|先鋒兼|鎮撫総督らの進出....
「仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
遅れたら以後春亭とは絶交だと言っておいたが、果して春亭のためにおれのほうが遅れて
開板となったから、もうこれからは春亭が方へは行かねえ。」 と三馬は青筋を立てて....
「歌麿懺悔」より 著者:邦枝完二
のであるが、若いに似合わず熱のある仕事振りが意にかなって、ついこの秋口、鶴喜から
開板した「美人島田八景」に至るまで、その後の主立った版下は、殆ど亀吉の鑿刀を俟た....
「曲亭馬琴」より 著者:邦枝完二
すった」 「まず先生のお作なら、安永七年にお書卸しの黄表紙お花半七を始め、翌年御
開板の遊人三幅対、夏祭其翌年、小野篁伝、天明に移りましては、久知満免登里《くちま....