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「開校〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

開校の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
体画、裸体像の模写、模型を買い込んで、ここ、かしこに陳列したのはよかったが、いざ開校式を挙行する一段になって当局者を初め学校の職員が大困却をした事がある。開校式....
少女地獄」より 著者:夢野久作
らぬ事のみ口走りおりたるを一先ず中之島署に保護し、当市警察に照会し来たるを以て、開校間際の多忙を極めおりし教頭、小早川《こばやかわ》教諭は、十一時の列車にて取り....
寒の夜晴れ」より 著者:大阪圭吉
周章てしまった。三四郎が家を留守にしていたと云うのは、その頃県下の山間部に新しく開校された農学校へ、学務部からの指命を受けて学期末の一ヶ月を臨時の講師に出掛けて....
河霧」より 著者:国木田独歩
ば壊れて用に立ちそうにないものをそれぞれ繕ってともかく、間に合わした。 明日は開校式を行なうはずで、豊吉自らも色んな準備をして、演説の草稿まで作った。岩――の....
北京・青島・村落」より 著者:豊島与志雄
となる。この覚醒の方向が問題である。更に各地に放置されてる小学校が将来あらためて開校される場合の、その教育方針は一層重大問題である。ここに、新たな東洋文化の課題....
端午節」より 著者:井上紅梅
から悦服して公共の決議を守った。 それはそうと政府は遂に金を払った。学校もまた開校した。ところがその二三日|前に、學生聯盟は政府に一文を上程し、「教員が授業し....
裏切り」より 著者:坂口安吾
をからかったものです。トオサンもこれにはいたくてれまして、 「どうも、ね。今回が開校式で、かいもくメドがつかねえなア。とにかく今日の茶のみ話は寒かったね」 「ト....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
の淵《ふち》に沈みたりしを、有志者諸氏の好意によりて、辛《から》くも持ち支え再び開校の準備は成りけれども、杖柱《つえはしら》とも頼みたる父上兄上には別れ、嫂《あ....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
師を得、工場の一部にとりあえずごく小規模の教室を設け、研成学院と名づけ、とにかく開校することが出来たのはまことに同慶に堪えない。しかし研成学院はまだ全く未知数に....
火の扉」より 著者:岸田国士
うは学校お休みだよ」 「おや、どうして……」 「だからきのうそう言つたじやない、開校記念日だつて……」 「あら、いやだ、すつかり忘れてたわ」 すると、中園がそ....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
いなのか、そんなことすら一向訳が分らなかった。学校は二月十一日の憲法発布式当日に開校したので、私が這入る前に加納鉄哉氏が這入っておられたらしいが、どういう訳であ....
黒板は何処から来たのか」より 著者:小倉金之助
のための科学技術者と、優秀な砲工の士官を養成する、二重の目的を以て、一七九四年に開校されたのであり、その中心人物はモンジュその人であった。 元来モンジュは、築....