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「開祖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

開祖の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茶の本」より 著者:岡倉覚三
が会合して討論し黙想する道場である。その室は、中央の壁の凹所、仏壇の後ろに禅宗の開祖|菩提達磨の像か、または祖師|迦葉と阿難陀をしたがえた釈迦牟尼の像があるのを....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
だけに、浜主の名を知っていた。尾張の連浜主はわが朝に初めて笛をひろめた人で斯道の開祖として仰がれている。ことしは天保九年で、今から逆算すると九百九十年前は仁明天....
川中島合戦」より 著者:菊池寛
法に於て、用兵に於て、戦国の群雄をはるかに凌駕して居り、つまり我国に於ける戦術の開祖と云うべきものである。 その二人が、川中島に於て、竜虎の大激戦をやったので....
三甚内」より 著者:国枝史郎
姓も飛沢を富沢と変え、昔は自分が縛られる身、今は他人を縛るが役目、富沢流取り縄の開祖、富沢甚内とは俺がこと、何んと胆が潰れたか!」 「ふふんそうか、いや面白え。....
五右衛門と新左」より 著者:国枝史郎
あった。 敷島松兵衛、運運八、この二人は八擒流であった。 小笠原民部は民部流開祖で、十人衆の頭であった。 連武彦、霧小文吾、これは霧派の忍術家であった。 ....
取返し物語」より 著者:岡本かの子
十一年十一月(室町時代末期) 処 近江国琵琶湖東南岸 人 蓮如上人 浄土真宗の開祖親鸞聖人より八代目の法主にして、宗門中興の偉僧。世に言う「御文章」の筆者。六....
雪柳」より 著者:泉鏡花
その法をもって、遍く諸人に施して、万病を治するに一点の過誤がない。世には、諸仏、開祖の夢想の灸と称うる療術の輩は多いけれども。 「尼のに限っては、示現の灸じゃ。....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
りましたが、その中に最も尊く祀ってあるのが 釈迦牟尼仏と、チベット仏教の古派の開祖ロボン・リンボチェの肖像であるです。このロボン・リンボチェについては、実にい....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
寺院、博物館、墓所等を一覧す。この寺院は南米第一の古刹と称し、一五三六年、リマの開祖たるピサロはじめてその礎を起こし、九十年を経て竣功せりという。堂内に同氏のミ....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
藤定憲の一派が大阪において壮士芝居を創め、三日より新町座にて開演。これを新派劇の開祖とす。 ○二月、俳優の等級を定め、更に正副頭取を置く。頭取は団十郎、副頭取は....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
せん。 名将の言葉に「戦争は演習の延長だ」というのがあります。 日本曹洞宗の開祖、道元禅師のこつを教えられた言葉に「修業と効果とを二つのものに見てはいけない....
特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
は真の修行者が加賀で浮浪の長からその配下たる事を強いられた談もある。また真言宗の開祖弘法大師は、「三教指帰」に自ら仮名乞児高弁と署名せられているのである、この乞....
旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
悪事であるという見地から云えば、その悪事をするものはすなわち悪人である。浄土宗の開祖源空上人の「遣北越書」に、「※ゝ月見てもなぞ」とあるに至っては、馬牛の皮を扱....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
下して、下層民を済度したことはあまり知らないが、その後に出た源空すなわち浄土宗の開祖の法然上人大いにこれを祖述するに至って、浄土欣求のこの念仏宗門は日に隆盛にな....
新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
っている。 カフェー・ライオンはカフェーとして古いものの一つである。カフェーの開祖ともいうべきは先ずカフェー・パウリスタであろう。それまでは、一品レストランで....