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開裂
「開裂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開裂の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「糸車」より 著者:寺田寅彦
対すればまず無いも同様であろう。 花時が終わって「もも」が実ってやがてその※が
開裂した純白な綿の団塊を吐く、うすら寒い秋の暮れに祖母や母といっしょに手んでに味....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
一子房があってその白色花柱の先端は紅紫色を呈する。花後に円実を結び淡緑色の果皮が
開裂すると大きな白い種子がこぼれ出て沙上にころがり、その種皮はコルク質で海水に浮....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
と子房《しぼう》が増大し、ついに長楕円状《ちょうだえんじょう》円柱形の果実となり
開裂《かいれつ》して種子が出るが、果内《かない》は三室に分かれている。 花色《....
「アケビ」より 著者:牧野富太郎
実だが、その実の形は短い瓜のようで、熟すると図に見るようにその厚い果皮が一方縦に
開裂する。始めは少し開くが後にだんだんと広く開いてきて、大いに口を開ける。その口....
「カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
があるから、つまり雄蕋は一花に三つあるわけだ。そしてその葯は白色で外方に向かって
開裂し花粉を吐くのである。中央に一花柱があって三つに分れ、その枝は萼片の上により....