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開講
「開講〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開講の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
えしているのではないかと思われる。なる程どの大学でも夏季大学式の庶民向きの講座は
開講する。だが学生向きの講義そのものを許す範囲で大衆に聴かせるということは、あま....
「三田社会科学研究会」より 著者:野呂栄太郎
成立以来十名前後を上下していたわが研究会も、五月二十四日の公
開講演会、その後の講義開始等によって一躍六十余名を擁するにいたった。もし数の増加....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
暮れ行く春を惜んだとのことである。この写本が出来てからして、『源氏』の講釈はまた
開講せられたが、このたびは宗祇の種玉庵においてではなく、実隆の邸において催された....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
のカルタ遊びの名)と喜んで言ったであろう。彼はあらゆるものを読み、芝居に行き、公
開講義を聞きに行き、アラゴから光の分極の理を学び、外頸動脈《がいけいどうみゃく》....
「地方文化運動報告」より 著者:中井正一
は自分の家に宿めて、後は野となれ山となれでぶつかる気で自分もこの夏の陣に対した。
開講三日前にやっと二百七十名の報告を得た。やれやれと思った。団体加入三十名以上十....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
は議会や政党の話を教室でして聞かせた。時には株や、相場の話もした。そして町での公
開講演の時には「金の話」というような演題でやった。 私はこの先生の野党的空気は....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
八年に破産するに至るまで、それに従事した。その間、あるいは協同組合運動に関する公
開講演をなし、あるいは 〔Le'on Say〕 と共にこの運動の週刊雑誌「労働」....
「読書遍歴」より 著者:三木清
続けた。耳の練習に少し自信ができたので、これも見物の一つのつもりでソルボンヌの公
開講義に出掛けて、哲学者のブランシュヴィク教授を数回聴いたことがある。私がテーヌ....
「日記」より 著者:宮本百合子
ほど御家で御話をして、かえりには家の前まで御一緒に来る。心理学の月謝のことと、公
開講義のこと、芳崖翁の遺作のことについて御話をして来る。「先覚者」のことと、「罪....
「誰が・何時・何処で・何をした」より 著者:竹久夢二
の二人の小さな中学生は、今日学校を脱出したのです。というのは、この学校では八時の
開講時間が一分遅れても、門をがたんと閉めて生徒を入れないほど万事やかましい学校で....
「西田先生のことども」より 著者:三木清
一 大正六年四月、西田幾多郎博士は、東京に来られて、哲学会の公
開講演会で『種々の世界』という題で、話をされた。私は一高の生徒としてその講演を聴....