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開顕
「開顕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開顕の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
いうと、最初二十六日に所謂蹶起部隊の行動原理を紹介した処によると、〔国体を擁護、
開顕せんとす〕るということだったし、又彼等自身の言動から想像しても所謂「革新」運....
「巴里のむす子へ」より 著者:岡本かの子
が殉ずるところに刻々の発見がある。本格の芸術の使命は実に「生」を学び、「人間」を
開顕して、新しき「いのち」を創造するところに在る。斯るときに於てはじめて芸術は人....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
からながめていられるようになっている。それがせめてもの心遣りであろう。 種子
開顕 珍らしく景彦が遣って来た。景彦は人には姿を見せたことがない。ただ鶴見にだ....
「親鸞」より 著者:三木清
教の絶対性は、それが無時間的であることを意味しない。この教は歴史的に釈迦によって
開顕されたのであり、我々におけるこれが信受も歴史的に決定さるべきものである。人身....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
れたる万般の御処置は、専ら国民生活向上の手段でありまして、まさしく現実上に理想を
開顕する大乗至極の極則に違いありませんが、かくも明晰に、かくも実際的な仏教の生活....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ため無益の混乱を避けるため必要最少限の制限を与うる事である。即ち専制と自由を綜合
開顕した高度の指導精神であらねばならぬ。 近時のいわゆる統制は専制への後退では....