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開館
「開館〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
開館の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あやつり裁判」より 著者:大阪圭吉
は、暫く考えたあとで、そう云えば、自分はあの晩まったく早くから出掛けていて、まだ
開館にならない映画館の出札口で、見物人の行列の一番先頭に立って出札を待っていたか....
「図書館」より 著者:宮本百合子
にも図書館の常連らしい中年の男の人々が次々植込みに消えるところをみれば、きょうは
開館しているらしい。だらだら坂を、もと入場券売場になっていた小さい別棟の窓口への....
「桐生通信」より 著者:坂口安吾
ある。 せんだって「ローマの休日」を見に行った。この映画に限り一週間中午前十時
開館というハナバナしさであるから、人気のほどがわかる。早めに行くに限ると考えて映....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
年のときに始めてでき、つづいてその翌年あたり松山館というのもできた。 世界館の
開館のときの写真は松之助の「宮本武蔵」であつた。松之助、関根達発、立花貞二郎など....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
のための図書館をこの勧工場の二階に開くことになったのだ。 私は伯父の代理にその
開館披露式に出席した。私は図書目録を色々めくって見て、蔵書の貧弱なのに驚いた。殊....
「公開書架(Open-shelf-system)につきて」より 著者:佐野友三郎
手続を厳にする他の図書館に比して、毫も多きを加えずという。この書架公開式を採りて
開館の当初より大規模に応用し、最も成功したる最大図書館は、二十余万冊を公開するフ....
「米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
館外携出の場合にも、公衆に対し、一切無料たるべし。 三、所在地人口の割合に応じ、
開館日時数を規定すべし。 四、補助金は、各図書館とも一年二百ドルとす。 五、所在....
「歴史の流れの中の図書館」より 著者:中井正一
図書館は、まことに容易ならざる三年間を、ここに閲《けみ》したというべきであろう。
開館の六月五日を思い返して、うたた感無量なるものがある。 日本全国図書館の本の....
「丸の内」より 著者:高浜虚子
ることが分った。 上へ上ってしてはいけないということは(それはこのビルデングの
開館した初めに、チャンとこの便所のドアに張りつけてあった禁則であった。)わかって....
「日本民芸館について」より 著者:柳宗悦
および建物は大原孫三郎翁の好誼によってできたものであることを申添えたく思います。
開館したのは昭和十一年十月でした。....