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「閑窓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

閑窓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
突貫紀行」より 著者:幸田露伴
ず、今しばらく待ちてよとの事に逗留《とうりゅう》と決しける。 二十二日、同じく閑窓《かんそう》読書の他なし。 二十三日、同じく。 二十四日、同じく。 二....
十二支考」より 著者:南方熊楠
見える。『弓馬秘伝聞書』に祝言《しゅうげん》の供に猿皮の空穂《うつぼ》を忌む。『閑窓自語』に、元文二年春、出処不明の大猿出でて、仙洞《せんとう》、二条、近衛諸公....
十二支考」より 著者:南方熊楠
睹《み》た。その後《のち》『五雑俎』に象は鼠を畏《おそ》るとあるを読んだ。また『閑窓自語』を見るに、享保十四年広南国より象を渡しし術を聞きしに「この獣極めて鼠を....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ん声だに、煩悩の息とのみ聞えたもう。暮山の雲をながむれば、君が花釵かと心も憂く、閑窓の月にうそぶけば、玉顔われに笑み給うかと迷うも浅まし。 ――今生の妄念ついに....