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閑職
「閑職〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
閑職の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道草」より 著者:夏目漱石
族を後に遺した。 彼が外国にいるうち内閣が変った。その時細君の父は比較的安全な
閑職からまた引張出されて劇《はげ》しく活動しなければならない或《ある》位置に就い....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
っている」
と、以前に長崎代官をつとめて、これも暴富を積み、お役御免を願って、
閑職につき、裕福に暮している旗本、三郎兵衛の前に、立ちふさがって、
「だが、商人....
「三国志」より 著者:吉川英治
「時務のお疲れでしょう。何かひどく、心悸を労されたことはありませんか」 「いや
閑職の身じゃ。さしたることも……」 「左様ですかの。何せい、はやく国舅がおなおり....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
系派の人々は、院がおかくれになった後は、ほとんどが、失脚のまま、うだつの上がらぬ
閑職か、引きこもりとなっていた。 なぜか。 すでに尊治皇太子の時代から、後醍....