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間狂言
「間狂言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
間狂言の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野呂松人形」より 著者:芥川竜之介
やろうと存ずる。」人形を使っている人が、こんな事を云った。語と云い、口調と云い、
間狂言《あいきょうげん》を見るのと、大した変りはない。
やがて、大名が、「まず....
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
老人、あの当時、……されば後月、九月の上旬。上野辺のある舞台において、初番に
間狂言、那須の語。本役には釣狐のシテ、白蔵主を致しまする筈。……で、これは、当流....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
の板廊下には、松の蔭に、松の蔭に、羽織、袴が、おお、麻上下も立交る。 舞台では
間狂言の高声が、見物の笑いとともに板に響いた。 私は、ここに橘八郎の舞台につい....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
されていった法水の超人的な解析も、この底知れない恐怖悲劇にとっては、たかが一場の
間狂言にすぎなかったのである。法水は、静かに受話器を置いた。そして、血の気の失せ....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
》めました。
帰りには、チャイニイズ・グロオマン劇場で、オニイルの|奇妙な幕
間狂言《ストレンジ・インタアルウド》という映画の封切《ふうきり》に招待されました....
「オパール色の手紙」より 著者:平林初之輔
鍵穴から覗《のぞ》いていたこともよく知っていたさ。この効果を見るために僕は四十日
間狂言をしていたんだ」 妾はその時は、あの人の言葉をうそともほんとうとも判断す....