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「関中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

関中の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
るなり」といい、『和漢三才図会』にも〈『和名抄』に狐は木豆弥《キツネ》射干なり、関中呼んで野干と為《な》す語は訛なり、けだし野干は別獣なり〉と記す、※の音岸また....
新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
ストの地下組織が千葉で発覚しています。千葉のファシスト地下組織は、もと上海特務機関中尉である大島軍司という人物を中心にして、千葉県知事、市長、成田山の僧正、千葉....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
だ。帝都の混乱、帝都の被害の一部分は僕の手でたしかに軽減された。僕の役目も防空機関中の一つに入ってるんだよ」 「まア、そうでしたの。そんなに御国のために働いてい....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
律師批記十四巻。 音訓二本。 比丘尼伝一本十二巻。 終南山宣律師関中創開戒壇図一巻。 法銑律師尼戒本一巻及疏二巻。 玉環水精手幡三斗。 青蓮....
志士と経済」より 著者:服部之総
店に腰を据えた国臣は、今度は郷国筑前の新興物産となっていた陶器類を、白石の手で馬関中心に売りさばき、その代り黒田家経営の精練所で使用する更紗《さらさ》や形木綿類....
三国志」より 著者:吉川英治
すると、司徒の楊彪が、初めて口を切った。 「丞相。今はその時ではありますまい。関中の人民は、新帝定まり給うてから、まだ幾日も、安き心もなかった所です。そこへま....
三国志」より 著者:吉川英治
う。 挙句の果てには、草の上に寝ころんだり、頬杖ついて、 敵はどこかね 潼関の関中だそうだ 櫓にいたのは鴉じゃないのか なあに曹洪と徐晃さ そんなら大して変り....
三国志」より 著者:吉川英治
たたび張飛が、関門を出ようとすると、玄徳が、 「夜に入った、戦は明日にいたせ」と関中に止めて放さなかった。 万一、張飛が負けて、馬超に討たれでもしてはと、きょ....
三国志」より 著者:吉川英治
おびただしい軍隊を呉の境に派して、しかも戦い利あらず、のち曹休も歿し、以後、魏の関中にはかつての如き勢いなくまた戦気も見えず、西域の守りも自然|脆弱たるをまぬが....
三国志」より 著者:吉川英治
うごかすたび、歴然と結果に出てくる。 延※二十年。維は秦川を衝いた。 魏軍が関中方面へ移動したのでその虚をついたものである。 魏の※艾・司馬望の軍は、彼の....