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関宿
「関宿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
関宿の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
。只今の川蒸汽とは違い、埓が明きません。市川、流山、野田、宝珠花と、船を附けて、
関宿へまいり、船を止めました。尤も積荷が多いゆえ、捗が行きませんから、井生森は船....
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
たものか、チラリとその眼を険しくしたが、すぐに、表情を取り返した。 「三浦三崎の
関宿《せきやど》など、似つかわしいように存ぜられます」 「ああなるほど、そこがよ....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
な」 と云って居る中に船が出ました。また寳珠鼻へ着くと乗込むものも有り、是から
関宿へ着きますと荷物が這入るので余程手間がかゝり、堺へ参りますと此処にて乗替え、....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
猟師の家を立去りまして、三俣へ二里半、八木沢の関所、荒戸峠の上下二十五丁、湯沢、
関宿、塩沢より二十八丁を経て、六日町へ着しました。其の間凡そ九里何丁、道々も手掛....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
も小人数の供を連れ、写山楼差してやって来た。 五万八千石|久世大和守。――常州
関宿の城主である。喜連川の城主喜連川左馬頭――不思議のことにはこの人は無高だ。六....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
金の鱗《うろこ》 看月《つきみ》も、あと二三日。 小春日に背中を暖めながら、軽口をたたきたたき、五日市街道の
関宿の近くをのそのそと道中をするふたり連れ。ひょろ松と顎十郎。 小金井までの気....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
ないが、古賀から行徳まではかなりな距離があって水路が彎曲している。その上に中途の
関宿には関所が設けられて船舶の出入に厳重であったから、大抵な流れ舟はここで抑留さ....
「旗岡巡査」より 著者:吉川英治
れやあどっち途、銚子へ帰る空船だから、乗せて上げまいものでもないが――だが、この
関宿には、河筋にも関所の柵があるんですぜ。一体お前さんは、その河番所を通る手形を....