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関寺
「関寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
関寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
くとも知れず、姿を消してしまった。 五右衛門には、一の子分の木鼠胴六をはじめ、
関寺の番内、坂本の小虎、音羽の石千代、膳所の十六団八、繩辷りの猿松、窓|潜りの軽....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ろに、腰打ちかけてこちらを向いている一人の白い姿があるのです。 最初は絵に見る
関寺小町《せきでらこまち》とか、卒塔婆小町《そとばこまち》とかいうものではないか....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ま》ち市中郊外のいずれへか姿を消してしまいました。 ここにお銀様の当座の庵は、
関寺小町《せきでらこまち》の遺跡だということですが、それは確《しか》とした考証が....
「「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
ちには、あの人は心づよい人だからと云うきまりがついたのかかまう人もなくなったので
関寺のほとりにすまって往来の民に物をもらい、破れあれたあばらやに住み野辺に生る若....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
…
「俺には年がないにしても、娘のお菊は女の身だ。迂濶にほうってはおかれない。『
関寺小町』とおちぶれさせては、親として申し訳がないからなあ」
二坪ばかりの茶畑....
「澪標」より 著者:外村繁
二年生になった。脇村先生が京都大学の国文科に学ばれることになり、私達は大津市の
関寺町に移った。
関寺町は大津市の西南端にあり、学校までは四キロ近くある。しかし乗....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
方へスタスタと歩いて行く。半ば朽ちかけた額堂の欄間には、琵琶を抱いた蝉丸の像や、
関寺小町の彩画や、八|景鳥瞰の大額などが、胡粉に雨露の気をただよわせ、埃と蜘蛛の....
「俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
ているのであります。 地震――これは昨日の地震のことを思い出したのであります。
関寺小町――これは座右にある謡本の中にこういう名前が見つかりました。 高――こ....