関寺小町[語句情報] » 関寺小町

「関寺小町〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

関寺小町の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ろに、腰打ちかけてこちらを向いている一人の白い姿があるのです。 最初は絵に見る関寺小町《せきでらこまち》とか、卒塔婆小町《そとばこまち》とかいうものではないか....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ま》ち市中郊外のいずれへか姿を消してしまいました。 ここにお銀様の当座の庵は、関寺小町《せきでらこまち》の遺跡だということですが、それは確《しか》とした考証が....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
… 「俺には年がないにしても、娘のお菊は女の身だ。迂濶にほうってはおかれない。『関寺小町』とおちぶれさせては、親として申し訳がないからなあ」 二坪ばかりの茶畑....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
方へスタスタと歩いて行く。半ば朽ちかけた額堂の欄間には、琵琶を抱いた蝉丸の像や、関寺小町の彩画や、八|景鳥瞰の大額などが、胡粉に雨露の気をただよわせ、埃と蜘蛛の....
俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
ているのであります。 地震――これは昨日の地震のことを思い出したのであります。関寺小町――これは座右にある謡本の中にこういう名前が見つかりました。 高――こ....