関東地震[語句情報] »
関東地震
「関東地震〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
関東地震の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
す。(昭和五年九月、渋柿) (はがき)昨日は、朝、急に思い立ち、秦野の南方に、
関東地震の際の山崩れのために生じた池、「震生湖」というのを見物および撮影に行った....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
国の地震学者が口を酸くして説くことに人は耳をかそうとしない。そうして大正十二年の
関東地震はあれだけの災害を及ぼすに至った。あの地震は実はたいした災害を生ずべきは....
「時事雑感」より 著者:寺田寅彦
た。これとよく似たのが宝永四年にもあった。こういう大規模の大地震に比べると先年の
関東地震などはむしろ局部的なものとも言える。今後いつかまたこの大規模地震が来たと....
「静岡地震被害見学記」より 著者:寺田寅彦
同じように大体東向きに傾きまたずれているのを見ると揺れ方が簡単であった事が分る。
関東地震などでは、とてもこんな簡単な現象は見られなかった。 とある横町をちょっ....
「家庭の人へ」より 著者:寺田寅彦
瞭に感知されるから、たいていの場合にはすっかり安心して落着いていられるのである。
関東地震の起った瞬間に私は上野の二科会展覧会場の喫茶店で某画伯と話をしていた。初....
「箱根熱海バス紀行」より 著者:寺田寅彦
つぽつ桜が見え出した。山桜もあるが、東京辺のとは少し違った種類の桜もあるらしい。
関東地震や北伊豆地震のときに崩れ損じたらしい創痕が到る処の山腹に今でもまだ生ま生....