関節[語句情報] » 関節

「関節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

関節の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
ん》も動きそうにはなかった。寒気のために感覚の痲痺《まひ》しかかった膝《ひざ》の関節はしいて曲げようとすると、筋を絶《た》つほどの痛みを覚えた。不用意に歩き出そ....
特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
、本文ニ詳記シ且別紙図面ニ付説明セル如ク、略ボ腕ト等効ナル動作ヲナス機械腕ヲ、腕関節ノ運動ト無関係ナル如キ身体ノ部位ニ取付ケ、従来ノ二本ノ腕ト共ニ、少クトモ三本....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
十年内外に起るとは、なかなか考えられない。 しかし最終戦争は実に人類歴史の最大関節であり、このとき、世界に超常識的大変化が起るのである。今日までの戦争は主とし....
深夜の市長」より 著者:海野十三
とした。危い瀬戸際であった。もうやられたかと思った刹那に救われたのだった。途端に関節から急に力が抜けてしまって、あれよという間もなく、こんどは自分の身体がツーと....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
文《じゅもん》を唱えはじめた。呪文の意味はわからないが、治明博士は、自分の身体の関節《かんせつ》が、ふしぎにもぎしぎしときしむのに気がついた。 (汝ら三名の平安....
千早館の迷路」より 著者:海野十三
。今が大事なところだ、私が――」 といいかけた帆村は突然口を噤んだ。彼の全身の関節がぽきぽき鳴った。彼は望遠鏡にのしかかった。喘ぐように、彼の大きな口が動いた....
地球要塞」より 著者:海野十三
、よろしい」 私はやっと、それだけの言葉を吐いた。全身は汗でびっしょりである。関節がぴしぴしと痛む。今にも頭が割れるかと思った。 頭痛だけは、すこし緩和《か....
四次元漂流」より 著者:海野十三
道夫の飛び下りたところには、生憎石があったために、彼は足首をぎゅっとねじり、関節をどうかした。身体の中心を失った道夫はその場に横たおしとなった。 「ああっ、....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
手足の間接のところや腰のところが、まるで蜂の腹のようになっているが、これは手足の関節や腰を曲げるのに都合がいいように作ってあるのだ」 銀びかりのする宇宙服は、....
阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
で目を怒らして阿Qを見た。阿Qはこりゃあきっとお歴々に違いないと思ったから、膝の関節が自然と弛んでべたりと地べたに膝をついた。 「立って物を言え、膝を突くな」と....
月世界跋渉記」より 著者:江見水蔭
ている。 博士は立ち上ろうとしたが、先刻の衝突で酷く身体を打ったと見えて、腰の関節が痛んで中々立てそうもない。やっと我慢して這いながら室の隅まで行って、壊れた....
決闘場」より 著者:岡本かの子
おい、レスリングをしよう。 そう言ってジョーンの両肩をゆすぶった。気抜けして全関節が無抵抗になったジョーンの体を、ワルトンはごつごつと押し曲げたり、引き寄せた....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
もののような無責任にはなれないのが二葉亭の性分であった。例えば『浮草』の如き丁度関節炎を憂いて足腰が起たないで臥ていた最中で、病床に腹這になって病苦と闘いながら....
白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
見えるので少し無理だが仕上げることにした。 この日はかなり長い道を歩いた、膝の関節が痛い。 十一 下湯島の猟師に、大村晃平、中村宗平というのがあ....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
に応用してみると最初は窮屈だが、次第に楽になり、体も丈夫になり、内臓や筋肉や骨格関節など全部が自然に調節せられて来る。頸の神経痛も頭がぼんやりしたのも、関節や筋....