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関西
「関西〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
関西の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
よくなったから私も耶蘇教になろう、というようなものがございます。関東に往きますと
関西にあまり多くないものがある。関東には良いものがだいぶたくさんあります。
関西よ....
「第五氷河期」より 著者:海野十三
洋の高潮に洗われていることであろう。 救援は、誰がする? 関東震災のときは、
関西、東北、九州、北海道をはじめ、日本各地からの救援の手が、さしのべられた。しか....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
ろう済みまへんが、ちょっと医者らしい家を見つけくんなはらしめへんか。……」 と
関西弁でもってベラベラと喋った。 「ああ、溝へおっこって怪我をしたんですか。……....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
東京 5日 未明 一〇 東京 夜 七
関西 10日 未明 一三〇 東京 12日 未明 一....
「三の字旅行会」より 著者:大阪圭吉
の娘さんの三つの歳に、可哀相に母親はふとした病気がもとで死んでしまい、娘さんは、
関西方面の、或る慈悲深い人の手に渡って、育てられることになったんですが、ところが....
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
らせて行った。 そのうち復一は東京の中学を卒え、家畜魚類の研究に力を注いでいる
関西のある湖の岸の水産所へ研究生に入ることになった。いよいよ一週間の後には出発す....
「河明り」より 著者:岡本かの子
も近寄ることを勧めた。そして問わず語りにこんな話を始めた。 徳川三代将軍の頃、
関西から来て、江戸|廻船の業を始めたものが四五軒あった。 その船は舷側に菱形の....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
その翌日は、九州の郷里に帰っている女房と子供とを呼びよせに、Mを使いにやった。
関西支局のWも女房や子供と前後して上京した。 準備は何にも要らない。ただ小さな....
「カンカン虫殺人事件」より 著者:大阪圭吉
東煮」としてある。関東煮とは、吾々東京人の所謂おでんの事を好く関東煮と呼ぶ。殊に
関西では、僕自身|度々聞いた名称だよ。従って、このマッチは、レッテルの文案に「関....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
町へ来たのは、ほんの一カ月ほど前のことであった。その前、彼は東京にいた。この町は
関西の港町だ。 くわしいことは、いずれ後でのべる時があるから、ここには説明しな....
「髷」より 著者:上村松園
ら、明治の末期まで結われたものの名前だけでも、たいへんな種類があり、それが関東と
関西では、また別々であるので、髷の名称ほど種々雑多なものはない。 結綿、割唐子....
「茶屋知らず物語」より 著者:岡本かの子
元禄|享保の頃、
関西に法眼、円通という二禅僧がありました。いずれも黄檗宗の名僧|独湛の嗣法の弟子....
「沼畔小話集」より 著者:犬田卯
浩さんがいねえちけね……」というのであった。 「まさか。」 「なんでも妹と二人で
関西の方へ行っちまったとか……」 私たちは「開いた口が塞がらぬ」という状態に遭....
「花筐と岩倉村」より 著者:上村松園
。と、ある人がわたくしに教えてくれた。 京都の北の山奥岩倉村にある狂人病院は、
関西のこの種の病院では一流である。狂人病院の一流というのは妙な言い方であるが、と....
「魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
者、招待状を受附に差出して奥の大広間に案内されて行く人達の中には東北から来たの、
関西からわざわざ上京したのという者も少なくなかった。客は廊下にまであふれて定刻に....