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関鍵
「関鍵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
関鍵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
黙示、水の閃めき、人の祈るところ、星の垂るところ、雲の焼くところ、かしこに自然の
関鍵を握れるものありと、羨ましくおもったろう、馬士が通る、順礼が通る、農夫が鍬《....
「蒲団」より 著者:田山花袋
それを報知するに、どういう態度を以てしようかというのが大問題であった。二人の恋の
関鍵を自ら握っていると信ずるだけそれだけ時雄は責任を重く感じた。その身の不当の嫉....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
その端緒を示せるに対して、まず揚がれる心の凱歌なりき。にくしと思う川島片岡両家の
関鍵は実に浪子にありて、浪子のこの肺患は取りも直さず天特にわれ千々岩安彦のために....
「上海」より 著者:横光利一
時日あるであろう。凡そ今回の事件は、中、英、国際の紛争に非ずして、実は黄白消長の
関鍵であり、これを換言すれば、即ち、亜洲黄色人種が、白種に滅亡せらるるの先導に非....