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関頭
「関頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
関頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「画舫」より 著者:豊島与志雄
会をしたのは、私の不覚であったのだろうか。いやそれとも、ただ一途あるのみの最後の
関頭へ私を逐いつめるための宿命であったとすれば、私はそれを欣んで受け容れよう。そ....
「猿の図」より 著者:三好十郎
視するにしのびないものがあるのであります。今や既にわれわれは、国民としての最後の
関頭に立ちながら、筆硯を事としているのに耐え得ないのであります。併せて、われわれ....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
の考えていることにうすうす気づいていないでもないのだが、しかし祖国日本は今生死の
関頭に立っているのではないか。戦争は勝つために始めたにちがいない。まさか負けるつ....
「三国志」より 著者:吉川英治
をうごかし、※軍勢に打ちまじって、玄徳、関羽、張飛の義兄弟が第一番に踏みのぼり、
関頭に立って名乗りをあげた。 「おお、焼けている!」 「洛陽は火の海だ」 そこ....