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「閣内〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

閣内の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
うなくては佞奸の水野を圧えることが出来ぬ。……水野の復職の理由が不明だによって、閣内はいうまでもない、市中でもさまざま取沙汰するそうな。……わしとしては、この上....
三国志」より 著者:吉川英治
われたように、 「むむ、それも一理ある」 と不問に付して馬をおり、階を鳴らして閣内へ通った。 劉夫人は、彼の脚下に拝して、曹丕の温情を嬉し泣きしながら告げた....
三国志」より 著者:吉川英治
い取り沙汰だった。 おかしいことには、その噂と同時に、魏の譜代の面々が、日々、閣内に集まって、 「いま、上天|吉祥を垂る。これは魏が漢に代って、天下を治めよ、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
待ちの馬や車でいっぱいだった。 「はて、遅刻かな?」 外の雑鬧にひきかえ、庁の閣内は、しいんとしていた。高い橋廊下を大股に行く高氏の影はややあわてていた。 ....