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閨閥
「閨閥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
閨閥の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「社会時評」より 著者:戸坂潤
る。研究室と研究室とは、二つの領主の領地と領地とのように対立し、外、学閥や時には
閨閥のために尚武的攻主同盟を形成し内師弟関係の利害感情によって家庭的淳風を馴致し....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
を狩り集めて来て、利き所利き所の諸侯へ勧めて、その側室とすることによって、一種の
閨閥を形成くった。――というのが理由の一つでもあった。
で賄賂請託が到る所から....
「魔都」より 著者:久生十蘭
りになった。そののっぴきならぬ証拠を岩井通保に握られている。あなた御自身の複雑な
閨閥関係もあり、極度にスキャンダルを恐れられる性情から、いやでもこの岩井の申出を....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
ほか、祖先や両親、親族等から与えられる生活上のいろいろの便宜、例えば資産、権勢、
閨閥等もまた、浮世のいわゆる運命をある程度まで支配することがあります。 こうい....
「三国志」より 著者:吉川英治
下に外聞が悪いというのである。 まだ、口には出さないが、そのため、継嗣の争いや
閨閥の内輪事が、世間へもれることも極力さけようと努めているらしい。総じて、彼の方....
「三国志」より 著者:吉川英治
切りや脱走が続いて以来その後も、藩論|区々にわかれ、武官文官の抗争があり、それに
閨閥や党派の対立もからまって、荊州は今や未曾有な動揺をその内部に蔵していたからで....