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「閭門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

閭門の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
晋|已前《いぜん》聞えず、後魏または呂光より始まるという。北斉赦あるごとに金鶏を閭門に立てる事三日でやむ。万人競うて金鶏柱下の土を少しく取り佩《お》ぶれば、日々....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
る者が、興に乗じて歌おうという、一同はそれを謹聴するものらしい。 伊賀城頭|西閭門《せいりょもん》、 復讐《ふくしう》跡あり恍《くわう》として血痕《けっこん》....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
止揚して、もはや私有財産を以てその生産関係の出発点とはしない処の新しい社会組織の閭門に這入る、という風にマルクス主義的社会科学は考察する。人類の前史が終る処に、....
娯楽論」より 著者:戸坂潤
云わば娯楽とは、真実にそして幸福に且つ健康な生活をするための、最も大きな民衆的な閭門なのである。民衆の乗ったものなら駱駝でも何でも通れるのである。社会に於ける娯....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
い連になっているのだから、 先生の御愛顧を受ける値打は慥かにあります。 (二人閭門に入る。) ファウスト狗を伴ひて入る。 ファウスト 何....
不苦心談」より 著者:森鴎外
談のついでに聞いたのだが、杉君はわざわざ手紙で知らせてくれられた。それは第一部の閭門の外で、娘等に物を言い掛ける一老女である。アルテと書いてある。アルテはアイネ....