闇に葬る[語句情報] » 闇に葬る

「闇に葬る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

闇に葬るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
世相」より 著者:織田作之助
言われるともはやますます不良になって、何だいと尻を捲くるのがせめてもの自尊心だ。闇に葬るなら葬れと、私は破れかぶれの気持で書き続けて行った。 三 あれから五年....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
ることもならぬゆえ、この二十五日、当道場地鎮祭にかこつけて彼奴を招きよせ、闇から闇に葬る所存じゃわ。その手筈大方もう整うたゆえ、今宵この通り前祝いさせたのじゃ」....
江戸川乱歩氏に対する私の感想」より 著者:夢野久作
一人なのです。 乱歩氏はズット前に、私が生れて初めて書いた懸賞探偵小説を闇から闇に葬るべく、思う存分にコキ下されました。又、一昨年、私が或る老婦人の手記を中心....
ある完全犯罪人の手記」より 著者:酒井嘉七
全犯罪人の手記」と題づけ、ガラス瓶に封じこんで大川に投じる。私はこの総ての事実を闇に葬るべきか否かを運命の神の裁断にまかせたいのである。....