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闘諍
「闘諍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
闘諍の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
仏教芸術は、この時に生まれたのであります。 次の五百年、即ち末法最初の五百年は
闘諍時代であります。この時代になると闘争が盛んになって普通の仏教の力はもうなくな....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
口に赴任する前、国柱会の信行員となったのであった。殊に日蓮聖人の「前代未聞の大|
闘諍一|閻浮提に起るべし」は私の軍事研究に不動の目標を与えたのである。 戦闘法....
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
これは大事じゃ。山門の荒法師も手をつかねて観てもいるまい。又しても山門と三井寺の
闘諍《とうじょう》、思えば思えば浅ましさの極みじゃ」 叡山《えいざん》と三井寺....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
一区画として、正法千年、像法千年を経て第五の末法の五百年に、「我が法の中に於て、
闘諍言訟して白法隠没せん(大集経)」時ひとり大白法たる法華経を留めて「閻浮提に広....
「法然行伝」より 著者:中里介山
志があらばあんまり群集しないで念仏をして報恩のこととでもするがよい。群集をすれば
闘諍《とうじょう》の縁となるからということをいましめておいたが、でも法蓮房が世間....
「親鸞」より 著者:三木清
、次の五百年は禅定堅固、次の五百年は多聞堅固、次の五百年は造寺堅固、後の五百年は
闘諍堅固にして白法隠没するの時として、特色づけられる。すなわち、初めの三期の五百....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
た大海あり、名づけて竜満という、諸竜あり、旃遮羅と名づく、この海中に住み、自ら相
闘諍す〉。古英国メルリン物語に地下の赤竜白竜相闘って城を崩し、ガイ・オヴ・ワーウ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
》五百疋ことごとく死んだ。諸天これを見て偈《げ》を説いていわく、〈瞋恚《しんい》
闘諍間、中において止むるべからず、羝羊《ていよう》婢とともに闘い、村人|※猴《び....
「二十六夜」より 著者:宮沢賢治
で、その妄執《もうしゅう》は絶えぬのじゃ。遂《つい》には共に修羅《しゅら》に入り
闘諍《とうそう》しばらくもひまはないじゃ。必らずともにさようのたくみはならぬぞや....