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「防材〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

防材の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
がたくさん並んでいる。あれで約三十万円の価格ですと河野さんが云った。門の出口には防材《ぼうざい》の標本が一本寝かしてあった。その先から尖《とが》った剣《けん》の....
お久美さんと其の周囲」より 著者:宮本百合子
たのである。 お関は恭の前に近づくすべての女と云う女に対して自分は非常に堅固な防材とならなければならないさし迫った必要を感じたので、洗場へ行く者は只一人自分の....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
の場所に到って初めて開封して任務を知るのである。 四一 円材。――船では檣、桁、防材などをいう。 四二 肉焼き台。――大きな肉をのせて焙る鉄製の枠のこと。料理室....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の式は挙げられていたが、じっさいの工はすこしもまだ進んでいない。それに要する周防材や備後材などの国々からの運上にせよ、土地の武家と中央の令との折合いがさっぱり....