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「防毒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

防毒の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
してくるのであった。そこに現われたのは一個の不思議な人間の姿だった。その顔には、防毒マスクのようなものをかぶり、マスク中央からは象の鼻のような三本のゴム管が垂れ....
深夜の市長」より 著者:海野十三
、こんな風に……」 どこに持っていたのか、彼が私に渡したものを見ると、ゴム製の防毒面のようなものだった。しかしそれはたいへんに簡単で、まるで海水帽を少し長くし....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
た。 「お父さん」 「おお、弦三か。よく帰って来た」 「この前、お父さんにあげた防毒マスクが、いよいよ役に立ちますよ」 「うん」長造は感慨探そうに云った。「あま....
海底大陸」より 著者:海野十三
さっするところ、海底超人は英国の討伐飛行隊よりうけたまえの損害にこりて、こんどは防毒衣をつくって着用していたものらしい。 今やロンドン市民は、すっかり後悔のな....
暗号の役割」より 著者:海野十三
き、どやどやと足音がして雪崩れこんで来た十数名の男たち。彼らは申し合わせたように防毒面をつけていた。 そして烏啼以下五名の賊徒を引担ぐと、踵をかえして急いで部....
超人間X号」より 著者:海野十三
の作りだした、防ぎようのない伝染病《でんせんびょう》の細菌《さいきん》や、どんな防毒装置でも透過《とうか》する毒ガスや、そのほかいろいろの最新兵器も、みな死滅し....
火星探険」より 著者:海野十三
すます異様のものにした。 赤三角研究団の団員は、どういうわけか、いつもたいてい防毒面のようなものを被ってこの荒蕪地を走りまわり、測量をしたり、煙をあげたり、そ....
毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
の曹達石灰とを通せば遮られるし、ゴム衣ゴム手袋ゴム靴で結構避けられます。そういう防毒手段のわかっている毒瓦斯は、今じゃどこへ持っていって撒いても、効目がありませ....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
ものしいだけで、あとは閉った店がすこし目立つぐらいで、街はやっぱり華美であった。防毒面こそ、肩から斜めに下げているが、行きずりの女事務員たちは、あいかわらず溌剌....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
甲斐博士はすっかり白装束の支度をしていた。背中には、いつでも役に立つようにと、防毒面がくくりつけてあった。用意はすっかり整ったのだ。 甲斐博士が、電気メスを....
怪塔王」より 著者:海野十三
て、たいへん気味わるくもおもいました。 怪塔王は、マスクを無造作にぬぎました。防毒面をぬぐのと同じように、顔面全体と頭髪とが、すぽりととれたのです。 さあ、....
大空魔艦」より 著者:海野十三
そのとき、少年のうしろの扉があらあらしく開いた。 はっとうしろをふりかえると、防毒面に防毒衣をつけた人相のわからない者が、二人ばかり入ってきた。 なにか分ら....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
瓦斯はホスゲンだ、皆、マスクを被れッ」 予備将校らしいのが、蜻蛉の化物のような防毒マスクを腰から外しながら、勇敢なる団員たちに注意を発した。 その向うの角を....
空襲警報」より 著者:海野十三
このとき姉はゴソゴソ押入を探していた。 「ちょっと、旗男さん。……逃げるにしても防毒面がなければね。もう一つあったはずだが……ああ、あった。旗男さん。早くこれを....
軍用鼠」より 著者:海野十三
をしているのに気がついた。 それから執拗な検査が始まった。消毒衣にゴムの手袋、防毒マスクという物々しい扮装でもって、ワイトマンは立ち向った。まず例の皮袋のなか....