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「防毒マスク〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

防毒マスクの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
してくるのであった。そこに現われたのは一個の不思議な人間の姿だった。その顔には、防毒マスクのようなものをかぶり、マスク中央からは象の鼻のような三本のゴム管が垂れ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
た。 「お父さん」 「おお、弦三か。よく帰って来た」 「この前、お父さんにあげた防毒マスクが、いよいよ役に立ちますよ」 「うん」長造は感慨探そうに云った。「あま....
蠅男」より 著者:海野十三
そしてその上には彼の首があったが、象の鼻のような蛇管と、大きな二つの目玉がついた防毒マスクを被っていた。だから本当の顔はハッキリ分らなかった。ただ丸い硝子の目玉....
新しい婦人の職場と任務」より 著者:宮本百合子
女史が経営している十文字高等女学校では、十文字女史の息子が経営している金属工場の防毒マスクの口金仕上げのために、昨今は自分の女学校の四年と五年の生徒の中の希望者....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
空爆で、だいぶん焼きが廻っていると見える」 そういって、金博士は、自分の頭を、防毒マスクの上から、こつこつと叩いてみせた。 2 ロンドンの地下ホテ....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
瓦斯はホスゲンだ、皆、マスクを被れッ」 予備将校らしいのが、蜻蛉の化物のような防毒マスクを腰から外しながら、勇敢なる団員たちに注意を発した。 その向うの角を....
軍用鼠」より 著者:海野十三
をしているのに気がついた。 それから執拗な検査が始まった。消毒衣にゴムの手袋、防毒マスクという物々しい扮装でもって、ワイトマンは立ち向った。まず例の皮袋のなか....