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阻止
「阻止〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
阻止の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
対して、こっちの二本の腕で五分五分の対抗ができます。そうして、敵の二本腕の活用を
阻止しておき、こっちは特許の三本目の腕を、そろそろ繰り出して軍刀を引っこぬき、ぶ....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
過ぎない。そしてそれは当事者なる政治家その人の一生を無価値にし、民衆全体の進歩を
阻止し、事業そのものは、段々人間の生活から分離して、遂には生活途上の用もない瓦礫....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ーマン及びヘルムホルツ/恒星の数は無限か/暗黒な天体や星雲が天空一面に輝くことを
阻止する/物質の不滅/スピノザ及びスペンサーの説/ランドルトの実験/エネルギーの....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
器の進歩は既に散兵の時代となりつつあったのに、社会制度がフランス革命まで、これを
阻止していたと見ることができます。 プロイセン軍はフリードリヒ大王の偉業にうぬ....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
分なる準備と重大なる覚悟とを有するものであるが、元来航空機の侵入を百パーセントに
阻止することは、理窟上不可能と証明せられていることであるからして、敵機の完全なる....
「蠅男」より 著者:海野十三
、そして万一『縮小人間』が世の中に飛びだして、前代未聞の超人的暴行を働くのを予め
阻止することにもなるのだ。一刻も早く彼を殺さねばならぬ。しかし予は懼れる。あの悧....
「海底大陸」より 著者:海野十三
す。第一、このわたしが、それを承知しません」 「きみはさかんにわれら学究の行動を
阻止しようとしている。われわれは、きみにさしずされるおぼえはないのだ。そこをのき....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
は隆盛その極に達し、法律慣習が大いに重んぜられたために、個人的思想の発達は長い間
阻止せられていた。周崩解して無数の独立国起こるにおよび、始めて自由思想がはなやか....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
見遁してしまうところの軽蔑すべき凡庸政治家どもです。彼等は、リーマン博士の活躍を
阻止するため、あらゆる卑劣なる手段を弄しています。彼等が特に力を入れているのは言....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
の行動を支配するものは、不可犯の法則である。善行は魂の進歩を助け悪行は魂の発達を
阻止する。幸福は常に進歩の中に見出され、進歩につれて神に近づき、完全に近づいて行....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
法の改正によって財閥の復活を意図しておるのであります。今にしてこの反動逆コースを
阻止せんとするにあらざれば、日本は財閥独裁、警察国家を再来いたしまして、日本国民....
「芸術は革命的精神に醗酵す」より 著者:小川未明
や、主義者は、却って相互の闘争的精神を鈍らせるばかりでなく、真理に向っての前進を
阻止する妨害をなすことを知らなければならない。一般に知識階級が、ある時期に際して....
「近頃感じたこと」より 著者:小川未明
質上、または精神上の貧困と絶望とは、無邪気な子供等にまで、いたましく反映するのを
阻止することはできなかったでしょう。 しかし、厳密にいえば、健全なる家庭生活以....
「童話を書く時の心」より 著者:小川未明
とが、いかに、純情、無垢な彼等の明朗性を損うことか分らないのみならず、真の勇気を
阻止し、権力の前に卑屈な人間たらしめることになるのであります。 考うるだに慨歎....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
るのだから統制の強化を要望せらるる反面、民族感情や国家間の利害等によりその強化を
阻止する作用も依然なかなか強い。結局各集団の状況に応じ落着くべきに落着き、しかも....