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「阻礙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

阻礙の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
広津氏に答う」より 著者:有島武郎
差し出口をもって混濁し、なんらかの意味において実際上の事の進捗《しんちょく》をも阻礙《そがい》するの結果になるだろう」と。この立場からして私は何といっても、自分....
みちの記」より 著者:森鴎外
、ここにて乗りかえて新町につき、人力車を雇いて本庄にゆけば、上野までの汽車みち、阻礙なしといえり。汽車は日に晒したるに人を載することありて、そのおりの暑さ堪えが....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
免れなかったとしたところで、海というもののある以上、足利時代の交通がはなはだしく阻礙《そがい》されたと考えるのは、少しく早計ではあるまいか。いわんや陸上の危険に....
」より 著者:中谷宇吉郎
由かも知れない。この点で顕微鏡写真の発達はかえって、一時科学的な雪の結晶の研究を阻礙《そがい》したとも言い得るのである。このことは独逸《ドイツ》の気象学者ウェー....