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阿付
「阿付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
阿付の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「処女の木とアブ・サルガ」より 著者:野上豊一郎
ユダヤを支配していた。ケーサルの暗殺者カシウスが地中海東部を支配していた時は彼に
阿付していたが、カシウスが倒されて後はひたすらアントニウスの歓心を求め、アントニ....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
たほどであったが、当時は順逆乱れ、国民の自覚奮わず、世はおしなべて権勢と物益とに
阿付し、追随しつつあった。荘園の争奪と、地頭の横暴とが最も顕著な時代相の徴候であ....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
発生と戦っていたのである。そうして陳の司城たる貞子の家に宿ったことさえも、権勢に
阿付する意味ではなくして宋の司馬桓※の迫害を免れるためであった、と弁解せざるを得....