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「阿含〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

阿含の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
夫は提婆達多《だいばだった》の前身だとあるが大虫は誰の前身とも説いていない。『中阿含経』十六に大猪《おおぶた》五百猪に王たり嶮難道を行くうち虎に逢う、虎と闘わば....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
山ほととぎす初鰹」という句でありますが、この「眼には青葉ではないのです。『増一|阿含経』というお経の中には、 「眼は色をもって|食」 ということばが出ておりま....
十二支考」より 著者:南方熊楠
で眠る奴は死後竜に生まれる。修摩那は一週間|経《た》ったら四神足を得べしと(『長阿含経《じょうあごんぎょう》』二十二)。また給孤独園《ぎっこどくおん》で新たに出....
十二支考」より 著者:南方熊楠
その後一切経を調べると、『四分律蔵』に邪眼、『玉耶経』に邪盻《じゃけい》、『増一阿含』に悪眼、『僧護経』『菩薩処胎経』に見毒、『蘇婆呼童子経』に眼毒とあるが、邪....
十二支考」より 著者:南方熊楠
し、また能く隠形し、あるいは大にあるいは小にす〉と言うのみ翼ありと言わず(『増一阿含経《ぞういちあごんぎょう》』一四)。ラウズ英訳『仏本生譚《ジャータカ》』一九....
十二支考」より 著者:南方熊楠
時強いて餅に向うたがたちまち座を外《はず》して見えずと(『諸国里人談』五)。『中阿含経』に白狗が前世にわが児たりし者の家に生まれ、先身の時|蔵《かく》し置いた財....
十二支考」より 著者:南方熊楠
群れ歩く。この時は色情に目暮れて人をも一向恐れず、甚だ不敵になり居ると載す。『中阿含経』一六にいわく、大猪、五百猪の王となって嶮難道を行く、道中で虎に逢い考えた....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
およそ四諦十二因縁《したいじゅうにいんねん》のわからぬものにも譬喩はわかります、阿含《あごん》華厳《けごん》の哲学に盲目なものも、寓話の手裏剣には胸を貫かれるの....
断片(Ⅱ)」より 著者:寺田寅彦
可笑しいというのである。そして経文を引用してある中に、海水の鹹苦な理由を説明する阿含経の文句が挙げてある。ところがその説明が現在の科学の与えている海水塩分起原説....
孔子」より 著者:和辻哲郎
ずに、過去七仏や毘婆尸仏の生涯と一貫している諸仏の常法として語ることは、すでに長阿含等初期の経典に見られる傾向だからである。この傾向が発展して来ると、仏伝は過去....
獄中通信」より 著者:戸坂潤
しておこう。専ら仏教の勉強だ。仏教関係の書物二十五冊以上、内、国訳一切経十四冊(阿含経10、四分律4)、諦観の「天台四教儀」(織田の「和解」による。なお蒙潤の「....