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阿国
「阿国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
阿国の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
よい茶は茶屋に 女郎は清洲の須賀口に そうだ、それから考えてみると、出雲の
阿国《おくに》がしゃなりしゃなりと静かに乗込んで、戦国大名に涎《よだれ》を流させ....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
決して短え月日じゃあねえ」
「そりゃお父つぁん。これでもいろんなことがあったよ。
阿国歌舞伎《おくにかぶき》で、あちこち打ってまわったり、ものまねのようなことをし....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
犬」。 ○六月、歌舞伎座にて市川女寅が六代目門之助を襲名し、伊原青々園作「出雲の
阿国」を勤む。 ○九月、明治座にて先代左団次七回忌追善興行。同時に市川荒次郎の遺....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
あ、連れて行ってくださる? きっと」 と、何か約束している。 四条の河原に、
阿国歌舞伎がかかっている、その評判をもちだしているのだった。 「うむ、参ろう。酒....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
中では今、大閤秀吉や大御所の名に次いで、初代吉野の嬌名は鳴りひびいていた。出雲の
阿国よりも、高級な女性として敬愛を持っていたし、大坂城の淀君よりも、才色があって....