阿新丸[語句情報] »
阿新丸
「阿新丸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
阿新丸の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
、私は史劇「新羅三郎」二幕を書いた。つづいて翌四十年七月の第二回(新富座)には「
阿新丸」二幕を書いた。同年十月の第三回(東京座)には「十津川戦記」三幕を書いた。....
「空襲警報」より 著者:海野十三
とはない。日本の少年の強いことは、むかしから、証明ずみだ。少年時代の頼朝の胆力、
阿新丸の冒険力、五郎十郎の忍耐力など日本少年は決して弱虫ではない。ところが、この....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
に付き添われた少年が島へ渡って来て、本間山城ノ入道へ、訴願した。 少年は、日野
阿新丸といい、黄門どのが、都にのこしてある幾人かの子の長男だった。 聞けば、こ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
師柳斎の右馬介が、さっそく陣所へやって来た。そして――佐渡ヶ島から資朝卿の一子|
阿新丸をたすけて、共に島を脱出して帰った報告などあったので――「それよ……」と思....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
この親子が何者か、素姓も分るというものだろう。日野の中納言|資朝卿の後家なのだ。
阿新丸とは、佐渡ヶ島へ渡って、父の資朝に会おうとして会えずに帰ったあの少年なので....