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「阿礼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

阿礼の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
一致するものであろう)。『古事記』は、奈良朝の撰ではあるが、天武天皇の勅語を稗田阿礼《ひえだのあれ》が誦したものを太安万侶《おおのやすまろ》が筆録したもので、そ....
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
、もはやその区別が認められないのであります。『古事記』は天武《てんむ》天皇が稗田阿礼《ひえだのあれ》に伝誦《でんしょう》させられたのを太安万侶《おおのやすまろ》....
比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
上でもっともらしく付会されるものが存外多いのに驚かされた。滑稽な例をあげれば稗田阿礼の名が「博覧強記の人」の意味にこじつけられたりした。また他の方面で最も自分の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
とりつめ」とか、「この魂が跡を追いかけて引き戻してくる」とか、「東は神宮寺、西は阿礼《あれ》の社《やしろ》より向うへは通さぬ」とか、髪をふり乱し、五体をわななか....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
がかりを得たかも知れないが、そこは素通りしてしまって、塩尻峠を下り尽すと、塩尻の阿礼《あれ》の社《やしろ》。 そこで、宇津木兵馬が聞き合せたところによると、ど....