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阿部次郎
「阿部次郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
阿部次郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「もの思う葦」より 著者:太宰治
性。」に気づいてから、はじめて、かれの「男性。」に気づいた。同棲、以来、七年目。
阿部次郎のエッセイの中に、小さい蟹が自分のうちの台所で、横っ飛びに飛んだ。蟹も飛....
「読書法」より 著者:戸坂潤
6 易者流哲学 ――反動哲学の一傾向―― 私はかつて或る新聞で、
阿部次郎教授が『改造』にのせた論文に対して少し悪口を書いたことがある。「文化の中....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
代的な要求と絡みあったようなものが大部分を占めた。生田長江、馬場孤蝶、岩野泡鳴、
阿部次郎、高村光太郎、中沢臨川、内田魯庵などという人々は、当時、酒をのみ、煙をふ....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
婦人解放に限界されていたにもかかわらず、当時の進歩的な評論家生田長江、馬場孤蝶、
阿部次郎、高村光太郎、中沢臨川、内田魯庵などによって支持され、社会的に大きい波紋....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
戦前後を一期として生じた「文化」意識を云い表わすために、転用されたのだが、すでに
阿部次郎等に於て見られるように、この近代的な「文化」の観念は、元来個人主義的人格....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
学究的実力もあり文化的気品もあるに拘らず、一種思想上の卑俗感を与えるのはこれだ。
阿部次郎(及び安倍能成)を二代目漱石文化の代表者だとすれば、和辻哲郎教授は寧ろ約....
「婦人改造の基礎的考察」より 著者:与謝野晶子
くは「魂」を入れたということが出来ると思います。 私は文化主義について、さきに
阿部次郎さんの訳述されたリップスの『倫理学の根本問題』から多く啓発せられたのです....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ないようなところ。 『婦人公論』で、「我が師我が友」というのをずっと出していて、
阿部次郎だのいろんな人がかいているの。正月私のをためしにのせてみるのですって。こ....
「読書遍歴」より 著者:三木清
主として漱石門下の人々でケーベル博士の影響を受けた人々によって形成されていった。
阿部次郎氏の『三太郎の日記』はその代表的な先駆で、私も寄宿寮の消燈後蝋燭の光で読....
「日記」より 著者:宮本百合子
持たせたく思う。私は恋愛の人間に及ぼす力と云うものを、しみじみと感じて居る。完く
阿部次郎氏の言う如く、どうなっても内心のはぐくみに足しになるものであるのは確かで....
「ヒウザン会とパンの会」より 著者:高村光太郎
名家が殆んど顔を出したし、俳優では左団次、猿之助、段四郎、それに「方寸」の連中、
阿部次郎はじめ漱石門下、潤一郎、荷風の一党など、兎も角盛なものであった。 松山....
「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」より 著者:和辻哲郎
、小山内薫氏、本を送ってくだすった原太三郎氏、及び本の捜索に力を借してくだすった
阿部次郎氏、岩波茂雄氏に厚くお礼を申し上げる。 大正四年八月 鵠沼にて 和辻哲郎....