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「阿部豊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

阿部豊の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
阿部一族」より 著者:森鴎外
立てた忠利の身の上を気づかい、三月二十日には松平伊豆守《まつだいらいずのかみ》、阿部豊後守《あべぶんごのかみ》、阿部対馬守《あべつしまのかみ》の連名の沙汰書《さ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ずるよしの命をうけ、とりあえず外国船に行って一応の尋問をなし、二十三日には老中|阿部豊後と共に翔鶴丸という船に乗って、兵庫にある英仏米蘭四国公使に面接した。阿部....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
の会議では、酒井|讃岐守忠勝《さぬきのかみただかつ》が浪人江戸払のことを発議し、阿部豊後守忠秋の反対論でその詮議は熄《や》んだが、その翌日に養子法改正に関する法....
「女の一生」と志賀暁子の場合」より 著者:宮本百合子
の社会を見れば、斯う云う法律によっては罰せられない罪人とも云うべきものが、果して阿部豊一人でありましょうか。また年も若く無智な暁子がその様ないきさつに這入った事....
北斎と幽霊」より 著者:国枝史郎
が、矜持することのすこぶる高くむしろ傲慢にさえ思われるほどの狩野融川はその席上で阿部豊後守と争論をした。 「この八景が融川の作か。……見事ではあるが砂子が淡いの....
赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
る壮快極わまる冒険談を喜んで聞いたということであるが、其時座中には堀田正俊だの、阿部豊後守忠秋だの、又は河村瑞軒などという、一代の名賢奇才などが、臨席していたと....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
が、良吏は決してニュースにならない。 「窓のすさみ」に一つ見える。 寛永年代、阿部豊後守忠秋が執政だったころ、江戸府内で鶉を飼うことがたいへん流行した。万年青....