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「附記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

附記の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
ていた。しかし又確かに人並み以上に鋭い犬歯をも具えていた。………… (以下続出)附記 この小説はもうこの三四倍続けるつもりである。今度掲げるだけに「大導寺信輔の....
松江印象記」より 著者:芥川竜之介
象記を井川恭氏に献じて自分が同氏に負っている感謝をわずかでも表したいと思うことを附記しておく(おわり) (大正四年八月)....
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
こう云う光景は夢みるにさえ、余りに真実の幸福に溢《あふ》れすぎているからである。附記 わたしの甥はレムブラントの肖像画を買うことを夢みている。しかし彼の小遣いを....
特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
うにも、特許範囲を拡大した。ここらが、弁理士の腕前である。 なお、この次に、『附記』として、第一項、第二項、第三項を設け、腕の取り付け個所につき例の第一案乃至....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
散歩がてら理髪店へゆく。大仁理髪組合の掲示をみると、理髪料十二銭、またそのわきに附記して、「但し角刈とハイカラは二銭増しの事」とある。いわゆるハイカラなるものは....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
の連鎖となるべき最後のものとして、私は「北極星号」のこの航海日誌の筆を擱く。 (附記)――父のマリスターレー医師の注。――わたしは自分の忰の航海日誌に書かれてい....
発明小僧」より 著者:海野十三
気局又は一電鉄会社一乗合自動車会社につき、金五千円也として権利使用を許す。) 〔附記〕折角の発明であったが、そんなことをするよりも、乗客が簡単に折ることの出来な....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
五年の二月、更らに二氏の答書を促したる手簡ならびに二氏のこれに答えたる返書を後に附記して、読者の参考に供す。 明治三十四年一月一日 石河幹明 記....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
いう質問をよこしたこともある。「実験に入要な費用は別に払うから」ということまで、附記して来た。 ファラデーの返事は大抵簡単明亮であった。 英国で科学者のもっ....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
二十五日の時事新報に掲載せり。実に先生|発病の当日なり。本文と関係あるを以て茲に附記す。 石河幹明|記 瘠我慢の説に対する評論について 碩果生 去る....
旅客機事件」より 著者:大庭武年
抵の人は知っていると思うが、旅客機内の模様は上掲の如きものである。尚、念の為めに附記すれば、Aの座席に重役風の紳士が、Bの座席に商人風の男が坐っていたのである)....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
肉を売る女の事だと言います。それだと、お優さんの、骨は、可心寺の無縁ですから。」附記。 その後、大笹から音信があった――(知人はその行を危んだが、小山夏吉は日....
秋の修善寺」より 著者:岡本綺堂
、散歩がてら理髪店へゆく。大仁理髪組合の掲示をみると、理髪料十二銭、またその傍に附記して「ただし角刈とハイカラは二銭増しの事」とある。いわゆるハイカラなるものは....
涸沢の岩小屋のある夜のこと」より 著者:大島亮吉
ここに投げ出すのだということに於て存したのである。つまらないよけいなことだが敢て附記した次第である。....
画工と幽霊」より 著者:岡本綺堂
執念も其の憑る所を失ったであろうか。 以上が画工エリックの物語で、同雑誌記者の附記する所によれば、彼の画工の筆に成った恐しき婦人の絵姿は此のほど全く出来したが....