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陋策
「陋策〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陋策の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
て、消し切りに消すのは、古来から幾千万人の試みた窮策で、幾千万人が等しく失敗した
陋策《ろうさく》である。人間の心は原稿紙とは違う。小野さんがこの決心をしたその晩....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
は女子が綺羅《きら》を飾るの性癖をもってその天稟《てんぴん》の醜を蔽《おお》うの
陋策《ろうさく》にもとづくものとせり。ヴァレリアスかつて書をその友某におくって告....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
大な国家的犯罪者らしいものと云えば、まず艇長をさておき外にはないのですから、その
陋策がまんまと図星を射抜きました。そして、情けないことに墺太利国民は、付和雷同の....