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「降つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

降つの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青い眼の人形」より 著者:野口雨情
出すだとサ でんでん虫 今日は 引越しだ でんでん虫の 引越しだ ポロポロ雨の降つてるに 家を負《しよ》つて 引越しだ どこへ 引越しだ 茶の樹の葉つぱへ 引....
わが戦争に対処せる工夫の数々」より 著者:坂口安吾
しても誰も文句を言はぬぐらゐ米があるのだ。 朝、昼、夕、三度づゝ海へ行く。雨が降つても、低気圧襲来大暴風雨狂瀾怒濤といふ時でも、風をひいて熱があつても出掛けて....
光は影を」より 著者:岸田国士
という草原一帯を覆つていた。わずかに、炭焼小屋へ通じる小径が、松林をぬけて、谷へ降つて行く、その踏みかためられた雪の一と筋だけを、ひろうようにして、彼女たちは歩....
日記」より 著者:宮本百合子
夜七時過、祖母、おけさ、ばあやをつれて帰って来られる。安積山嶽などにすっかり雪が降つもったとのこと。柿や野菜を、うんと持って来る。まるで農民の移住のようなり。ツ....
木曽の怪物」より 著者:岡本綺堂
は新暦の雛の節句、梅も大方は散尽くした頃であるが、名にし負う信濃路は二月の末から降つづく大雪で宿屋より外へは一歩も踏出されぬ位、日々炉を囲んで春の寒さに顫えてい....
古事記」より 著者:太安万侶
歸り降《くだ》つて改めて言い直したがよい」と仰せられました。そういうわけで、また降つておいでになつて、またあの柱を前のようにお※りになりました。今度はイザナギの....