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降壇
「降壇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
降壇の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「待呆け議会風景」より 著者:宮本百合子
下すと、只一様に白紙のように議席に置かれていたのは、参考地図であった。米内首相は
降壇のときわざわざケースに納めて戻って来た眼鏡をまたかけて、地図をひろげたが、隣....
「春宵因縁談」より 著者:佐藤垢石
が五分おきに壇上へ持ち込まれるが、三木は振り向きもしない。思う存分政見を披瀝して
降壇したときには、そろそろ聴衆は帰りかけている。次に頼母木が登壇したが頼母木は例....
「私の先生」より 著者:林芙美子
思いますと云うと、そのあくる日の朝礼の時間に、校長がひとくさり、小説の害を説いて
降壇すると、その後に若い国語の大井先生が「小説を読むふとどきな生徒がいることは困....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
。私は諸君がこの案に全会一致をもってご賛成あらんことを希望します」 こう言うて
降壇してしまった。 「議長質問」と呼声高く立ち上ったのは安治川舟三という石炭商で....