院外団[語句情報] » 院外団

「院外団〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

院外団の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仮装人物」より 著者:徳田秋声
と庸三は思った。 「それにあの人こわいのよ。もと外務畑の人だそうだけれど、今は院外団か何かでしょうか、乾分も多勢あるらしいの。別に悪い人でも乱暴な男でもなさそ....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
人をなぐった処で、政友会というグループは暴力団だということにはならぬ。之に反して院外団の壮漢が議会の入口で議員を投げ飛ばせば、その院外団はやや暴力団という概念に....
露の答」より 著者:坂口安吾
らず、一世一代の腕の見せ場所で、時を失し、機を失した。五郎兵衛の居所を探すために院外団が東西又南北の待合を走り廻ったという有様で、要するに彼も亦一方の大人物であ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
表らしい。もっとも、そう文学に凝ってるわけじゃなく、ヴァイキングという同人雑誌の院外団格のようなおとなしいお嬢さんである。戦争中鹿児島へ疎開して、女学校三年生の....
その人を知らず」より 著者:三好十郎
3 なんだって? ……(ジロジロと男2を見る)へえ、そうかね? いかにも、ヘヘ、院外団くずれのヤマシらしい事をいうねえ? 男2 ヤマシと! なにを、きさま―― ....