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「院本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

院本の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
うものに就いて多くの知識を持っていない。仙台で出版された案内記や絵葉書によると、院本で名高い局政岡とは三沢初子のことだそうで、その墓は榴ヶ岡下の孝勝寺にある。墓....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
は手に余る模様である。而して右放火者と認めらるる呉ヤヨ(前記呉一郎伯母四〇)は寺院本堂の猛火に飛び入り衆人環視の裡に無残の焼死を遂げたが、同女は今春、ただ一人の....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
より外仕方が無かったのである。 斯ういう生活に能く熟している渠等文人は、小説や院本は戯作というような下らぬもので無いという事が坪内君や何かのお庇で解って来ても....
堺事件」より 著者:森鴎外
藩で宝珠院に十一基の石碑を建てた。箕浦を頭に柳瀬までの碑が一列に並んでいる。宝珠院本堂の背後の縁下には、九つの大瓶が切石の上に伏せてある。これはその中に入るべく....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
た。「主権在民」を基本的性格とする憲法改正案は、このような幕間劇をもって十月貴族院本会議を通過し、翌十一月三日公布、一九四七年五月三日に施行されることになった。....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
関心。それから、高野長英蘭語遺稿の翻訳・清朝秘録の出版・モラエス遺著の翻訳・西源院本太平記の刊行・聖徳太子憲法のドイツ語翻訳・愚管抄の英語翻訳・大日本外交文書の....
図書館法楽屋話」より 著者:中井正一
りしながら may を shall に替えて通りぬけたのである。 四月八日の衆院本会議を通ったとき、全く私達は手を握り合ったのであった。思えば五年越しの紆余曲....
書籍の風俗」より 著者:恩地孝四郎
光耀を伴うような、神への尊崇と神への敬順を具象化したような宝玉や金属で飾られた寺院本、紋章や唐草や絡み模様などでけんらんと装われた貴族蔵本などは自ら過剰な、華飾....
増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
あったであろう。 また徳川初期の清妙芳麗な工芸の神技を発揮しているものに、台徳院本殿内に安置した堂宇と、奥院の宝塔とがある。宝塔は木造で斗※以上を極彩色とし、....
痀女抄録」より 著者:矢田津世子
ている。 ソプラノ、明治音楽学園講師、昭英音楽学校講師、若艸会主宰。日本音楽学院本科声楽部卒業。一九三二年独逸留学、三四年帰朝、目下ステージを去って教授に専心....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ねて戯文の才があったから、それだけ従来の国文型が抜け切れない処があった。二葉亭も院本や小説に沈潜して好んで馬琴や近松の真似をしたが、根が漢学育ちで国文よりはむし....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
ために、運よく生き残った者もいくらかはいた。 時計は十一時を少し過ぎていた。病院本館外来診察室の二階の自分の室で、私は学生の外来患者診察の指導をすべく、レント....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
一、吉田内閣不信任決議案賛成演説 一九五三(昭和二十八)年三月十四日 衆議院本会議 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました改進党並....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
名ほど、長く誤られて来たものはなく、その起因は、江戸時代に行われた全く根拠のない院本物、演劇などから来た先入主である。武勇伝物、仇討物、武者修行物の講釈師張りな....