陪乗[語句情報] »
陪乗
「陪乗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陪乗の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
はなやかに取り扱ったことであったか、不幸な運命のはてに、后の輿でない輿へわずかに
陪乗して自分は宮廷を見るのであると思うと感慨が無量であった。十六で皇太子の妃《ひ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
てられた。源氏は車へ頭中将《とうのちゅうじょう》、兵衛督《ひょうえのかみ》などを
陪乗させた。 「つまらない隠れ家を発見されたことはどうも残念だ」 源氏は車中で....
「源氏物語」より 著者:紫式部
夫人とその母の尼とが目だたぬふうに乗っていた。それには古い知り合いの女御の乳母が
陪乗したのである。女房たちの車は夫人付きの者のが五台、女御のが五台、明石夫人に属....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ので、姫君の始終そばにいる侍従という女房が行くことになり、尼君はそれといっしょに
陪乗した。姫君の乳母や、尼の供をして来た童女なども取り残されて茫然としていた。 ....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
見えました。御すべらかしのお髪、白衿にお襠、それらがちらと目の前を過ぎました。御
陪乗の人はよく見えません。続くお馬車に、やはり御すべらかしが二人乗っていられまし....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ん、それぞれの消息が分ったのは、よほどあとになってからだが、北畠顕信と結城宗広が
陪乗していた義良親王のお船は、あくる日、知多半島沖の篠島にただよい着いた。 ま....